敬愛する映画監督、デヴィッド・フィンチャーの影響を受け Nikon ZR を購入した、俳優・NAGISA。週末ビデオグラファーとして、ZR 片手に日夜撮影の腕を磨いている。カメラ経験は浅いものの、映画に関する雑学は豊富な NAGISA が、自問自答をくり返しながら「Cinematic」な表現を模索していく。
1. Cinematic って何?

ー ZR を首にぶら下げながら、海岸線を歩く NAGISA。
NAGISA:
敬愛する映画監督、デヴィッド・フィンチャー が愛するシネマカメラ、RED。それと同じ映像が撮れると聞いて衝動買いしたものの、いまいち使いこなせてない気がする、ZR。
ー 階段に座り、
NAGISA:
そもそも Cinematic が何なのか?いまいちよく分かってない。映画っぽい?映画風?
ー 階段に寝転んでカメラを見つめる NAGISA。
NAGISA:
Log で撮って LUT を当てる行為が Cinematic?

タイトル『The Cinematic』
8mm フィルムのようなフレームと映写機の音。NAGISA が撮影した映像の断片。スローモーションで切り取られた、鵠沼海岸の点描。
2. シネレンズを使う理由

ー 砂浜を歩く NAGISA。首から下げた ZR を手に取り、眺めながら自問自答をくり返している。
NAGISA:
まぁ、とりあえずカメラは、RED の RAW 設定にしとけばいいとして、レンズは何でもいいのか?この 24-70 で Cinematic は撮れるのか?
映画だと「シネレンズ」と言われる、ゴツめのレンズを使うのが定番らしいけど、シネレンズ使えば Cinematic?
オールドレンズを使って、あえて Lo-Fi な質感にして「デジタル感の角を取る」みたいな話は、聞いたことがあるけど。
3. ディフュージョンフィルターを使う理由

ー 波止場にやって来た NAGISA。
NAGISA:
あとは、フィルター?
ー 円型フィルターを目の前に当てがい効果を見比べる。
NAGISA:
フィルターで Lo-Fi 味を足して、シネレンズっぽい質感を再現する、みたいな話も聞いたことがある。
ーフィルターを取り付け、水面のきらめきを撮る。
NAGISA:
まぁ、デヴィッド・フィンチャーはこういう小細工は嫌いらしいけど、とはいえ、気軽にシネレンズ使えない界隈的には、やっといた方がまだマシだよね。
4. 焦点距離の話

ー 階段に腰かけて、レンズを見比べている NAGISA。
NAGISA:
てか、焦点距離はどれぐらいが Cinematic?フィンチャー組の撮影監督メッサーシュミット様は、29、40、65 あたりを使ってるらしいけど、やっぱそのあたりが本命?
ー 地面に置かれたカメラに、広角レンズを取り付け、ラッパー風の動きをしながら見え方を確認する NAGISA。
NAGISA:
でもまぁ、こういうワイドな表現だったり。
ー 砂浜に腹ばいになり、望遠レンズで江ノ島を狙う。
NAGISA:
望遠な表現もあるわけだし。焦点距離のバリエーションは多いに越したことはないよね・・・にしても、テレコン付けるとめっちゃ寄れるな。
5. 結論

ー 帰り道。撮影を終えて、海岸線を歩く NAGISA。
NAGISA:
てか、よくよく考えたら、別に昔の映画っぽさに縛られる理由もないし、世界中でがんがん流れてる K-POP のミュージックビデオも、昔の映画とはかけ離れた表現になってるわけだし。
まぁ、なんかそういう曖昧な感じを含んでるって考えたら、意外とネーミング自体は悪くないのかも知れない。
Cinematic