BicField Inc. The Cinematic

The Cinematic第二稿

敬愛する映画監督、デヴィッド・フィンチャーの影響を受け Nikon ZR を購入した、俳優・NAGISA。週末ビデオグラファーとして、ZR 片手に日夜撮影の腕を磨いている。カメラ経験は浅いものの、映画に関する雑学は豊富な NAGISA が、自問自答をくり返しながら「Cinematic」な表現を模索していく。

1. Cinematic って何?

12:00 - 13:30
水族館付近の通路・階段
海岸の階段と屋根のある休憩所

ー ZR を首にぶら下げながら、海岸線を歩く NAGISA。

NAGISA:
敬愛する映画監督、デヴィッド・フィンチャー が愛するシネマカメラ、RED。それと同じ映像が撮れると聞いて衝動買いしたものの、いまいち使いこなせてない気がする、ZR。

ー 階段に座り、

NAGISA:
そもそも Cinematic が何なのか?いまいちよく分かってない。映画っぽい?映画風?

ー 階段に寝転んでカメラを見つめる NAGISA。

NAGISA:
Log で撮って LUT を当てる行為が Cinematic?

波が寄せる海面

タイトル『The Cinematic』
8mm フィルムのようなフレームと映写機の音。NAGISA が撮影した映像の断片。スローモーションで切り取られた、鵠沼海岸の点描。

2. シネレンズを使う理由

13:30 - 14:00
ボードウォーク付近の砂浜
夕方の光が差す海岸

ー 砂浜を歩く NAGISA。首から下げた ZR を手に取り、眺めながら自問自答をくり返している。

NAGISA:
まぁ、とりあえずカメラは、RED の RAW 設定にしとけばいいとして、レンズは何でもいいのか?この 24-70 で Cinematic は撮れるのか?

映画だと「シネレンズ」と言われる、ゴツめのレンズを使うのが定番らしいけど、シネレンズ使えば Cinematic?

オールドレンズを使って、あえて Lo-Fi な質感にして「デジタル感の角を取る」みたいな話は、聞いたことがあるけど。

3. ディフュージョンフィルターを使う理由

15:00 - 16:00
鵠沼橋近くの波止場
水面の光が反射する海岸

ー 波止場にやって来た NAGISA。

NAGISA:
あとは、フィルター?

ー 円型フィルターを目の前に当てがい効果を見比べる。

NAGISA:
フィルターで Lo-Fi 味を足して、シネレンズっぽい質感を再現する、みたいな話も聞いたことがある。

ーフィルターを取り付け、水面のきらめきを撮る。

NAGISA:
まぁ、デヴィッド・フィンチャーはこういう小細工は嫌いらしいけど、とはいえ、気軽にシネレンズ使えない界隈的には、やっといた方がまだマシだよね。

4. 焦点距離の話

14:00 - 15:00
サーフビレッジ近くの海岸通路・浜辺
草地に沿って続くコンクリートの階段

ー 階段に腰かけて、レンズを見比べている NAGISA。

NAGISA:
てか、焦点距離はどれぐらいが Cinematic?フィンチャー組の撮影監督メッサーシュミット様は、29、40、65 あたりを使ってるらしいけど、やっぱそのあたりが本命?

ー 地面に置かれたカメラに、広角レンズを取り付け、ラッパー風の動きをしながら見え方を確認する NAGISA。

NAGISA:
でもまぁ、こういうワイドな表現だったり。

ー 砂浜に腹ばいになり、望遠レンズで江ノ島を狙う。

NAGISA:
望遠な表現もあるわけだし。焦点距離のバリエーションは多いに越したことはないよね・・・にしても、テレコン付けるとめっちゃ寄れるな。

5. 結論

16:00 - 16:30
引地川沿いの海岸通路
海沿いに続く遊歩道

ー 帰り道。撮影を終えて、海岸線を歩く NAGISA。

NAGISA:
てか、よくよく考えたら、別に昔の映画っぽさに縛られる理由もないし、世界中でがんがん流れてる K-POP のミュージックビデオも、昔の映画とはかけ離れた表現になってるわけだし。

まぁ、なんかそういう曖昧な感じを含んでるって考えたら、意外とネーミング自体は悪くないのかも知れない。

Cinematic